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〇●和文化のススメ●〇 vol.70 【和の文様 貝合わせ文様】

和文化の時間ですよ~♪

【和の柄 貝合わせ】

立春を迎えて、暖かくなってほしいところですが、
この週末は立春寒波と呼ばれた記録的な寒波でしたね。

「余寒」というにはあまりにも寒すぎましたね。。。

皆様は大丈夫でしたか?

風邪などひかれていませんか?

毎日寒くて、暖かな春が待ち遠しいですね!



さて、立春を過ぎて、春といえばもうすぐ雛祭りですね(*^_^*)

スーパーでも雛あられや菱餅など、
お雛様のお菓子が売り場に並べられはじめましたね(*^_^*)

皆様はお雛様を飾られますか?


お雛様は浄化儀礼で邪気を祓ってくださるので、
毎年だして飾ってあげるとよいですよ(*^_^*)

お雛様も二月の風を当ててあげるといいといいますね(*^_^*)

ちなみに【雨水】の日(今年は2月19日)にお雛様を出すと
「良縁」に恵まれると言われているそうですよ(*^_^*)




雛祭りは、平安時代の頃より貴族たちの間で楽しまれてきました。

お雛様の飾りは、その時代の宮廷文化を現代に伝承するものの
ひとつで大切にしたい日本の文化ですね。


今日は、そのお雛さまのお道具のうちのひとつ、
「貝合わせ」を図案にした

【貝合わせ文様】についてです(*^_^*)



【貝合わせ】とは、平安時代から伝わる蛤の殻を用いた遊びです。

平安時代の貴族達が、蛤の殻の色や形の美しさを愛でて
その美しさを競いました。

貝を題材に和歌を詠んでその優劣を競い合うという
貴族たちの遊びでした。

この遊びを【貝合わせ】と呼んでいました。

その一方で、蛤の殻を用いた遊びには、
「貝覆い(かいおおい)」とよばれたものもありました。

こちらは、蛤の貝殻をばらばらにして床に伏せて、
同じ貝を一対に合わせられた者が勝ちというゲームです。

いわば貝殻版の神経衰弱(トランプ遊び)のような遊びですね。


このとき、同じ貝殻はぴったり重なり合いますが、
異なる貝殻はまったく重なり合いません。

一対になるものはこの世に一つしかない訳ですね。

貝合わせと貝覆いは、殻を合わせる所作から後に混同されて、
後に同じく【貝合わせ】と呼ばれるようになりました。


貝合わせは、「対」になるものはこの世に一つで、同じ貝がぴったり合い、
他の貝とは絶対に合わないという事から夫婦の契りを表すようになりました。

このことから夫婦・家庭円満の象徴とされ、
幸せを願い、家の繁栄を願う貴族たちの嫁入り道具とされました。



この【貝合わせ】を文様にしたのが【貝合わせ文様】です。

蛤の貝の内側を金箔や蒔絵を施され、豪華な貝合わせが作られました。

美しく彩られた貝は、「貝桶」という美しい蒔絵などが
施された六角形の箱に入れられ、大切に扱われました。

この貝合わせは貴族や上流階級の姫たちの遊び
であったためにお嫁入り道具一式の中に
貝桶(かいおけ)と共に入っていたそうです。

それが雛道具の中にも入っています。


「貝合わせ」と「貝桶」を用いた文様は、
江戸時代以降に着物や帯の意匠として用いられるようになりました。

宮廷文化の薫りが感じられる貝合わせの文様は、
民衆の間で貴族たちの雅な生活への憧れとも重なり、人気があったようです。



昔は若くしてお嫁に行った時代、
家と家の結びつきが濃かった時代でしたからこの
お雛道具にはいろんな想いが詰まっていたのでしょうね(*^_^*)



また、貝殻に「源氏物語」や「伊勢物語」の対の場面や、
和歌の上句と下句の文字をあらわすなど、
貝殻を装飾したものもつくられるようになり
日本の文化が一つの貝合わせの中で融合していきまいした。


「貝合わせ」は、自然の恵みに感謝してそこに「美」を見出した日本人の心の豊かさ感じられる、優雅な遊びなのですね。





和の文様にはそれぞれ意味がありますね(*^_^*)

その意味を知ると楽しさが膨らみますね(*^_^*)
そして心が豊かになりますね(*^_^*)

私たちの文化、和の文化をずっとずっと大切にしていきたいですね(*^_^*)




それでは

今日も「和」して心豊かなひとときを

お過ごしくださいませね(*^_^*)


和文化で邪気払い!
和文化で福を呼び込んでますますハッピーに♪
和文化で心豊かな人生を!!


最後までお読みいただきありがとうございました(*^_^*)

今日も感謝感謝です(*^_^*)

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2014/02/10

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